あるおとぎ話の非
- 作詞/金子美紀作曲/金子美紀
- 昔々、ある所に王子様とお姫様がおりました
それはそれはもう大変仲睦まじく愛し合っておりました
でも、お姫様は魔女に妬まれて深い眠りの中へ
王子様は泣きました
お姫様は答えません
王子様は言いました
「僕がきっと助けるよ、待っていて」
「待っていて」
だけどそれは、ずっと叶う事はないでしょう
愛した“あなた”はもういない
…あろう事か 『ねぇ』 魔女と王子様は愛し合っておりました
あなたはもう
忘れていったね、二人交わした約束
捨てたのは“あなた”の方でしょう?
王子様は言いました
「僕がきっと助ける」と
お姫様は待っていた王子様だけだと
魔女と王子様は
揃って今日も幸せです
物語のお姫様は“死んじゃった”けどね
お終い。