ふたりごと
- 作詞/金子美紀作曲/石川大隆
- 夕日に染まる帰り道 二つに並ぶ人の影
ガタンゴトンと音の中 強張る君の横顔
よくもまぁ恥ずかし気なく『私が良い』と言えました
反って私の方が恥ずかしくて目を逸らす
まぁあれだ。私だってこんな事は慣れてないし
だけどちょっと、私からも聞いて欲しい事があるんだ
何で私が良い?
自慢じゃないが容姿、そこまで良いとは決して思わない
難癖もあるし、灰汁も強いし 選んだって良い事もないだろう
つまり私は独女
君が思うような引く手数多なんておとぎ話
難癖もあるし、灰汁も強いし 選ぶ奴は馬鹿くらい
いつの間に年取り理想像に縋るが
あれもこれも違うな、思想通りいかない
だけど脳裏浮かぶの 困ったような君の顔が
そう つまり 君が良いんだろう
なんか意識すると
むず痒く心落ち着かなくなるのは君のせい
難癖もあるし、灰汁も強いし 選んだって良い事もないだろう
だけど君が“もしも”
こんな私だろうが、変わらない想いをくれるのなら
癖や灰汁のある沢山の愛を 全て 君に捧げよう
夕日に染まる帰り道 一つに伸びる人の影
ガタンゴトン音を横に 微睡む君の背中